洛西用水竣工記念碑 碑文の大意
古代に秦氏が葛野の地に来住し,松尾の神の霊験により保津峡を開拓し大堰を築き,一の井,二の井という用水路を通した。この用水路が洛西の用水の始まりである。江戸時代には角倉了以が改修を加えた。しかし年月がたち荒廃してきた。そこで京都府は関係農民の要望をくんで,桂川両岸の用水排水溝を整備した。工事開始から19年,9億円をかけて昭和42年に竣工した。そこでその経緯を記した碑を立て,後世に残す次第である。