業平朝臣塩汲道古跡NI041 |
なりひらあそんしおくみみちこせき |
在原業平(825〜80)は,平安時代初期の代表的な歌人。平城天皇の孫であるが,在原朝臣姓を称した。小塩山十輪寺は,九世紀に藤原明子(染殿皇后,文徳天皇皇后)が安産祈願のため開いた寺であるが,業平の閑居の地ともされ,いくつかの業平伝説が残る。 寺の近くには,業平が母を慰めるために塩を焼いたという場所(塩釜跡)や,そのために難波から運ばせた海水を溜めておいたという「塩汲池」がある。この石標はこのような伝承に基づき,業平が海水を運んだという道を示したものである。 |
所在地 | 西京区大原野小塩町 |
位置座標 | 北緯34度56分39.2秒/東経135度39分30.6秒(世界測地系) |
建立年 | |
建立者 | 高城芳之助(寄贈) |
寸 法 | 高113×幅34×奥行16cm |
碑 文 | |
[南] | |
業平朝臣しほ汲道古跡 | |
(印)(印) | |
小塩山十輪寺 | |
[北] | |
寄贈高城芳之助 | |
調 査 | 2004年3月2日 |
備 考 |
位置図 | |