業平朝臣塩汲道古跡

NI041

なりひらあそんしおくみみちこせき
石碑(0019409)石碑周辺(0019413)

 在原業平(825〜80)は,平安時代初期の代表的な歌人。平城天皇の孫であるが,在原朝臣姓を称した。小塩山十輪寺は,九世紀に藤原明子(染殿皇后,文徳天皇皇后)が安産祈願のため開いた寺であるが,業平の閑居の地ともされ,いくつかの業平伝説が残る。  寺の近くには,業平が母を慰めるために塩を焼いたという場所(塩釜跡)や,そのために難波から運ばせた海水を溜めておいたという「塩汲池」がある。この石標はこのような伝承に基づき,業平が海水を運んだという道を示したものである。

所在地西京区大原野小塩町
位置座標北緯34度56分39.2秒/東経135度39分30.6秒(世界測地系)
建立年
建立者高城芳之助(寄贈)
寸 法高113×幅34×奥行16cm
碑 文
[南]
業平朝臣しほ汲道古跡
               (印)(印)
            小塩山十輪寺
[北]
寄贈高城芳之助
調 査2004年3月2日
備 考

位置図
位置図

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