大原野神社鳥居跡

NI018

おおはらのじんじゃとりいのあと
石碑(0015341)石碑周辺(0015342)

 大原野神社は,延暦3(784)年の長岡遷都にあたり,桓武天皇が藤原氏の氏神である春日大社を勧請して都の鎮守社としたことに始まる。平安遷都後,嘉祥3(850)年には現在地に社殿が造営され,藤原氏をはじめ朝廷の崇敬を集めた。しかし室町末期には祭儀も途絶え衰退したため,後水尾院(1596〜1680)の時に社殿が造営され,祭礼等も復活した。この鳥居は後水尾院が寄進したものであったが,昭和45(1970)年に自動車が衝突し破損,境内へ移設・復元された。この石標はかつての一の鳥居の足であるが,今では旧地を示す石碑となっている。

所在地西京区大原野南春日町
位置座標北緯34度57分17.8秒/東経135度39分57.1秒(世界測地系)
建立年1970年
建立者
寸 法高128×直径55cm
碑 文
[南]
大原野神社
  鳥居の跡
[北]
昭和四十五年十二月
調 査2003年11月7日
備 考円柱形の碑

位置図
位置図

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