藤原定子二条宮跡

NA181

ふじわらのさだこにじょうのみやあと
石碑 石碑周辺

   藤原定子(977~1000)は、関白藤原道隆の長女で、一条天皇の皇后である。清少納言が仕えた主人としても知られる。この地は、道隆邸である東三条殿の東隣にあたり、道隆が買収して定子・伊周姉弟の邸宅とされていた。
   長徳2年(996)に、大宰権帥への左遷を拒んだ伊周は、姉定子の邸宅に逃げ込んだ。しかし一条天皇の命によって検非違使が踏み込み、伊周は没落し、定子も出家へ追い込まれた(長徳の変)。
   この石碑は、一条天皇の皇后であった藤原定子の邸宅・二条宮の跡を示している。

所在地中京区室町通二条下る西側
位置座標北緯35度00分48.1秒/東経135度45分29.1秒(世界測地系)
建立年2024年
建立者公益財団法人古代学協会
寸 法高100.0×幅15.0×奥行15.0cm
碑 文
[東]
従是西南
                   藤原定子二条宮跡
一条天皇皇后
[北]
令和六年八月吉日
公益財団法人古代学協会建之
調 査2025年4月16日
備 考石碑の南傍には、解説板が設置されている。


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