京都市営交通事業記念碑NA166 |
きょうとしえいこうつうじぎょうきねんひ |
京都市の市営交通事業は,明治45(1912)年に市営電気軌道(市電)が開業したことに始まる。すでに民営の京都電気鉄道(京電)が明治28(1905)年から営業していたが,市電は大正7(1918)年に京電を買収し,京都市内の電気軌道ネットワークを拡充させた。市電に加え,昭和3(1928)年からは乗合自動車(市バス)事業を開始した。市電は昭和53(1978)年で全廃されたが,昭和56(1981)年には地下鉄烏丸線が開業している。 この碑は市営交通事業創業70年を記念し,創業時からの車庫であった旧市電壬生車庫(現市バスみぶ操車場)前に建立された。 |
所在地 | 中京区壬生坊城町(みぶ操車場前) |
位置座標 | 北緯35度00分21.4秒/東経135度44分45.0秒(世界測地系) |
建立年 | 1982年 |
建立者 | 京都市交通局・鉄道友の会京都支部 |
寸 法 | 高122×幅24×奥行24cm |
碑 文 | |
[北東] | |
京都市営交通事業記念碑 | |
[南東] | |
京都市交通局 | |
昭和五十七年六月十一日 | |
鉄道友の会京都支部 | |
[北西] | |
京都市営交通事業は明治四十五年六月十一日壬生車庫前―千本丸太町―烏」 | |
丸丸太町―烏丸塩小路間及び四条西洞院―四条小橋間の軌道事業の開始に」 | |
よりその歩みを始め昭和三年五月十日に乗合自動車事業をも開始した | |
軌道事業は昭和五十三年九月三十日限りで廃止したが、昭和五十六年五月」 | |
二十九日には地方鉄道事業(地下鉄烏丸線)を開始した | |
創業七十周年を記念して事業発祥のこの地に記念碑を建てる | |
調 査 | 2011年1月24日 |
備 考 |
位置図 | |