尼ヶ池旧跡

NA157

あまがいけきゅうせき
石碑(0027973)石碑周辺(0027974)

 尼ヶ池は,平安京朱雀院の苑地の旧跡と伝える。また竹村俊則『新撰京都名所図会』巻4「尼ヶ池址」の項には「壬生寺縁起」を引き,壬生寺地蔵尊にこの池の水を汲んで供えた女性の話を記し,この話が壬生狂言の演目である「桶取」の原話であると記す。ただし現行本「壬生寺縁起」(続群書類聚27輯上)には見あたらない。碑に壬生寺貫首北川智海の名が出るのは壬生狂言との縁であろう。

所在地中京区区壬生天池町(福田寺内)
位置座標北緯35度00分26.2秒/東経135度44分24.2秒(世界測地系)
建立年1898年
建立者(壬生寺カ)
寸 法高148×幅27×奥行22cm
碑 文
[東]
尼ヶ池旧跡
[北]
明治戊戌春三月   智海
                              識焉
[南]
壬生寺所属地
調 査2008年11月20日
備 考

位置図
位置図

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