薩摩屋敷址

NA125

さつまやしきのあと
石碑(0010278)石碑周辺(0010273)

 薩摩藩の藩主は,外様大名の島津氏。その京屋敷は当初,室町通四条下るに設けられたが,おそくとも宝暦年間(1751〜64)にはこの地に移転した。幕末期,島津久光(1817〜87)の上京後の文久3(1863)年,相国寺南の二本松にも新屋敷を設けた。さらに等持院村(現在北区白梅町)にも広大な屋敷を構え,それぞれを政治的拠点とした。この地にあった本邸は1500坪以上の敷地を持っていた(『京都御役所向大概覚書』)。この石標は薩摩藩邸の跡を示すものである。

所在地中京区東洞院通錦小路下る東側
位置座標北緯35度00分16.6秒/東経135度45分39.7秒(世界測地系)
建立年1933年
建立者京都市教育会
寸 法高126×幅20×奥行20cm
碑 文
[北]
薩摩屋敷之址
[南]
下村大丸寄附
[東]
昭和八年三月建之
[西]
京都市教育会
調 査2002年10月9日
備 考

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