冷然院跡

NA055

れいぜんいんあと
石碑(0010080)石碑周辺(0005032)

 冷然院は累代の後院の一つ。代々図書を収蔵すると共に天皇譲位後の住居とした。初見は,弘仁7(816)年嵯峨天皇(786〜842)の時。平安京左京二条二坊三町〜六町の四町を占め,大炊御門・二条・大宮・堀川の各大路に囲まれていた。当初は,冷然院と記されたが,貞観17(875)年・天暦3(949)年火災にあい,「然」は火に通じることから冷泉院と改称した。天喜3(1055)年取り壊された。この石標はその跡を示すものである。

所在地中京区竹屋町通堀川西入(二条城北側)
位置座標北緯35度00分56.6秒/東経135度45分03.9秒(世界測地系)
建立年1970年
建立者京都市
寸 法高89×幅18×奥行18cm
碑 文
[北]
冷然院跡
[東]
昭和四十五年三月   京都市
調 査2002年2月6日
備 考

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