二条殿御池跡

NA041

にじょうどのおいけあと
石碑(0009944)石碑周辺(0005255)

 二条殿は,南北朝時代太政大臣を務め,和歌連歌で著名な二条良基(1320〜88)の邸宅で,押小路殿とも呼ばれた。室町時代の洛中洛外図屏風に描かれる。邸内には龍躍池があり,その景観の美しさから皇族や織田信長(1534〜82)が好んだ。信長は天正5(1577)年に移り住み,天正7年正親町天皇皇太子誠仁親王に献上した。天正10(1573)年本能寺の変の際には信長の長男信忠(1557〜82)がこの地で自害し,二条殿は焼失した。この石標は二条殿御池跡を示すものである。

所在地中京区室町通押小路下る東側
位置座標北緯35度00分41.8秒/東経135度45分28.5秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高100×幅17×奥行17cm
碑 文
[西]
二条殿御池跡
調 査2002年2月6日
備 考

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