正五位長尾郁三郎武雄旧邸

NA029

しょうごいながおいくさぶろうたけおきゅうてい
石碑(0005141)石碑周辺(0005144)

 長尾郁三郎(武雄,1837〜64)は,町人であったが学問を志し,江戸に出て平田鉄胤(1799〜1880)の門下となった。帰京後,尊王攘夷運動に参加した。将軍家茂(1846〜66)上洛に先立ち,天下に尊王の大義を知らせ幕府に警告を与える目的で,文久3(1863)年2月22日夜,同志十数人と共に等持院の足利三代の木像の首を抜き取り,三条河原に梟首した。事件後捕えられ獄死した。この石標はその邸宅跡を示すものである。

所在地中京区三条通西洞院西入南側
位置座標北緯35度00分31.2秒/東経135度45分16.8秒(世界測地系)
建立年
建立者養正社・長尾実
寸 法高92×幅15×奥行15cm
碑 文
[北]
正五位長尾郁三郎武雄旧邸
[東]
元治元年甲子殉難志士
[南]
養正社
長尾実   建之
[西]
梓弓とる身ならねどますらをが
            ひきはかへさじ大和魂      武雄
調 査2002年2月6日
備 考

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