弘文院址

NA023

こうぶんいんあと
石碑(0005473)石碑周辺(0005476)

 弘文院は,平安初期に和気氏によって開かれた大学別曹である。和気清麻呂(733〜799)の長子広世(生没年未詳)が,延暦年間(782〜806)に大学別当になり,父の志を継いで大学南辺の私宅を弘文院とした。内外の経書数千巻を蔵し,墾田40町をその財源とした。大学別曹の中で最古のものと位置づけられるが,和気氏の衰微とともに廃滅した。この石標はその跡を示すものである。

所在地中京区御池通千本東入北側
位置座標北緯35度00分39.5秒/東経135度44分40.9秒(世界測地系)
建立年1917年
建立者京都市教育会
寸 法高132×19×奥行19cm
碑 文
[南]
此附近   弘文院址
[東]
昭和三年六月   京都史蹟会引継
[西]
大正六年三月建之   京都市教育会
調 査2002年2月4日
備 考

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