明治天皇行幸所勧業場阯

NA020

めいじてんのうぎょうこうしょかんぎょうじょうあと
石碑(0005638)石碑周辺)(0009823)

 明治10(1877)年,明治天皇(1852〜1912)の関西行幸が行われた。この行幸は西南戦争勃発のため長期化し,京都には1月28日〜2月6日・2月16日〜7月28日に滞在。2月2日勧業場を視察。勧業場とは,遷都後の産業振興をはかるため,明治4(1871)年府が長州藩邸跡に設置した産業振興の中枢機関で,商工業に関する事務・特産品の陳列等を行った。また,欧米各国の先進技術を導入した各種の生産施設が設けられた。勧業場は実験的役割を果したものとして明治14(1881)年に廃止。この石標は勧業場の跡を示すものである。

所在地中京区御池通河原町東入(京都ホテルオークラ前)
位置座標北緯35度00分40.2秒/東経135度46分10.5秒(世界測地系)
建立年1938年
建立者京都府
寸 法高195×幅28×奥行28cm
碑 文
[南]
明治天皇行幸所勧業場阯
[東]
明治十年二月二日   行幸
[北]
昭和十三年三月   京都府建之
調 査2002年2月4日
備 考

上へ

[HOME]