平重衡受戒碑

MI028

たいらのしげひらじゅかいのち
石碑(0029280)石碑周辺(0029281)

 平重衡(1157〜85)は平清盛の子で,源平の争乱では平氏の武将として活躍した。一の谷の合戦で源氏の捕虜となり,鎌倉へ送られ源頼朝に歓待された。しかし東大寺や興福寺焼き討ちの罪を問われ,奈良へ連行され処刑された。
 『平家物語』巻十によれば,重衡は一の谷から京都へ護送され,八条堀川にあった藤原家成の御堂に幽閉された。この御堂で重衡は法然との面会を望み,法然から十戒をさずけられたと記す。この碑は法然の八百年遠忌を記念し,ゆかりの地を示すものである。

所在地南区西九条池之内町
位置座標北緯34度59分02.9秒/東経135度45分12.8秒(世界測地系)
建立年2011年
建立者浄土宗教誨師会
寸 法高95×幅22×奥行22cm
碑 文
[東]
平重衡   受戒之地
[西]
                         浄土宗教誨師会
宗祖法然上人八百年大遠忌記念
      平成二十三年十二月二十四日
[南]
このあたりは、昔「八条堀川の御堂」と
呼ばれた所で、法然上人が平重衡に浄土宗の
至極を授けられた地である。
調 査2013年7月2日
備 考

位置図
位置図

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