綜芸種智院蹟

MI002

しゅげいしゅちいんあと
石碑(0006718)石碑周辺(0006725)

 綜芸種智院は,天長5(828)年に空海(774~835)が藤原三守(785~840)の九条邸に開設した私立学校。身分上大学や国学に入れない者のため,内外典(仏書・儒書)を講じ,種智(仏道・真理を究めようとする心)への到達を図った。空海没後は後継者がなく廃絶。弟子が売却して,丹波大山荘を買い東寺伝法料とした。この石標は綜芸種智院を示すものであるが,綜芸種智院の所在地はこの地よりも南東,九条弘道小学校附近と考えられている。

所在地南区西九条池ノ内町(西福寺前)
位置座標北緯34度58分58.7秒/東経135度45分08.7秒(世界測地系)
建立年1928年
建立者京都史蹟会・三宅安兵衛遺志
寸 法高130×幅19×奥行17cm
碑 文
[西]
綜芸種智院蹟   天長五年
                     空海僧都   草創
[東]
昭和三年十一月   稟京都三宅安兵衛遺志建之
[北]
京都史蹟会建
調 査2002年2月12日
備 考

位置図
位置図

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