源義経産湯井遺址

KI009

みなもとのよしつねうぶゆのいいし
石碑(0006034)石碑周辺(0006037)

   この地に源義経(1159~89)の父源義朝(1123~60)の別業があったと伝え,母常盤御前が住したので,誕生時にこの井水を産湯に汲んだとも伝える。のちに大徳寺の末寺大源庵がこの地に建立されたが,廃寺となった。大正14(1925)年区画整理に当って井戸の原形が失われたので,井戸の由緒を伝えるため,この碑が建立された。附近には義経母子にまつわる伝説が多く残る。この石標は,源義経産湯井の跡を伝えるものである。
   2021年5月に撤去され,現存しない。

所在地北区紫竹牛若町
位置座標北緯35度02分51.3秒/東経135度44分41.9秒(世界測地系)
建立年1926年
建立者紫竹土地区劃整理組合
寸 法高134×幅78×奥行30cm
碑 文
[北]
      源義経産湯井ノ遺址
此ノ地ハ源義朝ノ別業ニシテ常盤ノ
住ミシ所ナレバ平治元年義経誕生ノ
時此ノ井水ヲ産湯ニ汲ミキトノ伝説
アリ後ニ大徳寺玉室大源庵ヲ建立セ
シガ荒廃シテ竹林トナリヌ茲ニ大正
十四年十二月紫竹区劃整理成ルニ当
リ井泉ノ原形ヲ失ヒタレバ其ノ由緒
ヲ記シテ後昆ニ伝ヘムトス
大正十五年十月
   紫竹土地区劃整理組合
[南]
組合長
   船越嘉右衛門
副組長
   林   誠次郎
工事
   藤原治三郎
石工
   石清
調 査2002年2月13日/2022年4月7日
備 考上掲の写真は,2002年2月のものである。

位置図
位置図

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