二条家邸跡KA164 |
にじょうけていあと |
二条家邸は江戸時代はじめには内裏(京都御所)の南に隣接していたが,寛文3(1663)年,霊元院へ後西院が譲位し,後西院の院御所用地がにわかに必要になったので,二条家の地があてられ,二条家は今出川通の北側に移転した。以来江戸時代を通じてこの地に邸宅(本邸)がうけつがれたが,明治10年に敷地西半分が,昭和21年に東半分を同志社が取得し,現在は同志社女子大学校地になっている。この石標は五摂家の一である二条家の旧地を示すものである。 なお,二条家が今出川通の北側,すなわち現京都御苑域外に移転したことを公家町から外へ出されたと表現する向きがあるが,これは現在の京都御苑域=公家町と理解することからくる誤りである。 |
所在地 | 上京区今出川通寺町西入二丁目北側(同志社女子大学東門前) |
位置座標 | 北緯35度01分45.2秒/東経135度45分58.1秒(世界測地系) |
建立年 | 2013年 |
建立者 | 同志社女子大学 |
寸 法 | 高113×幅18×奥行18cm |
碑 文 | |
[南] | |
二条家邸跡 | |
[西] | |
平成二十五年二月 | |
調 査 | 2013年5月22日 |
備 考 | 天保8(1837)刊「禁闕内外全図」に見える二条家はここ |