諸侯屋敷・一条下り松遺跡

KA110

しょこうやしき・いちじょうさがりまついせき
石碑(0011006)石碑周辺

 聚楽第は,天正14(1586)年豊臣秀吉(1536〜98)が大内裏旧跡の内野に構築した邸宅で,翌年完成した。その周囲には豊臣家ゆかりの諸侯が邸を構え,黒田如水に因む如水町・小寺町,加藤清正に因む主計町,黒田長政に因む甲斐守町などの地名に名を留めている。
 この附近は宮本武蔵との決闘で名高い吉岡の道場があったところで,その裏庭に松があり下り松といわれ,そこで決闘がなされたと伝える。一乗寺下り松は,この一条下り松が誤り伝えられたものという説がある。この石標は,聚楽第周囲に住んでいた諸侯の屋敷跡や吉岡一門の道場にあった下り松の跡を示すものである。

所在地上京区一条通堀川東入上る西側
位置座標北緯35度01分35.3秒/東経135度45分10.3秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高58×幅24×奥行24cm
碑 文
[南]
諸侯屋敷
               遺跡
一条下り松
[東]
小町通
調 査2023年3月19日
備 考2023年3月10日に現在地へ移動。旧データはここ

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