是より洛中碑

KA106

これよりらくちゅうひ
石碑石碑周辺

 「是より洛中荷馬口付のもの乗へからす(乗るべからず)」と刻む。荷を載せた馬は,馬の口取り(馬子)が手綱を引いて歩くが,時には馬に乗ることもあったので,馬に乗ったままで洛中へ入ってはならないという意味である。元禄8(1695)年に京都市街地を取り囲む30カ所に木杭を定置したが,朽ち損じたので享保2(1717)年石に作り替えたという。現在,同じ字体の同じ石標を京都市内に10本余り確認することができる。この石標は江戸時代に交通安全のため市街地に入る時に下馬を命じたものである。

所在地上京区堀川通上御霊上る東側(水火天満宮内)
位置座標北緯35度02分10.3秒/東経135度45分06.3秒(世界測地系)
建立年
建立者
寸 法高160×幅18×奥行16cm
碑 文
[東]
是より洛中荷馬口付のもの乗へからす
調 査2002年11月20日
備 考

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