持明院仙洞御所跡

KA051

じみょういんせんとうごしょあと
石碑(0005451)石碑周辺(0005455)

 持明院とは藤原基家(1132〜1214)の邸宅。祖父基頼(1040〜1122)が建立した持仏堂の名に由来する。基家の娘陳子(北白河院,1173〜1238)が後高倉上皇の妃だったことから,持明院は後高倉上皇(1179〜1223)・北白河院,後堀河上皇(1212〜34)の御所となった。その後,後嵯峨第二皇子後深草天皇(1243〜1304)系統の上皇御所となるが,文和2(1353)年2月に炎上して荒廃した。この石標はその御所跡を示すものである。

所在地上京区新町通上立売上る西側(光照院門跡・恵聖院前)
位置座標北緯35度01分57.7秒/東経135度45分20.8秒(世界測地系)
建立年1998年
建立者光照院門跡田中澄俊・恵聖院門主中島真栄
寸 法高151×幅25×奥行18cm
碑 文
[北]
持明院仙洞御所跡
[南]
平成十年九月吉日
[西]
光照院門跡   田中澄俊
恵聖院門主   中島真栄
[北]
東大寺別当記之
調 査2002年2月6日
備 考

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