花の御所

KA001

はなのごしょ
石碑(0014957)石碑周辺(0014955)

 臨済宗相国寺派門跡尼院大聖寺一帯の地は,室町幕府三代将軍足利義満(1358〜1408)が造営した将軍家の邸宅跡で幕府が置かれた。北は上立売通,南は今出川通,東は烏丸通,西は室町通に囲まれた東西一町,南北二町の規模であった。仙洞御所や公家邸宅の跡地に造営され,邸内の樹木苑地が美しかったことから花の御所とも称された。応仁元(1467)年,戦火で焼失,文明年間(1469〜87)に再建したが再び焼失した。この石標はその跡を示すものである。

所在地上京区烏丸通今出川上る西側(大聖寺内)
位置座標北緯35度01分50.8秒/東経135度45分32.8秒(世界測地系)
建立年1995年
建立者花山院慈薫(春岳)
寸 法高163×幅110×奥行60cm
碑 文
[西]
花乃御所
[東]
平成七年五月十四日
            大聖寺門主
                        春岳
調 査2002年12月18日
備 考

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