清水寺測量基準点標石HI179 |
きよみずでらそくりょうきじゅんてんひょうせき |
この標石は明治8年に内務省地理寮が京都市街地図を作製するために設置した基準点(三角測量のための測点)。現在地上にあらわれている文字を刻んだ表示石と台石の下に本来の基準点標石(方錐形)があるという三重構造になっている。下の寸法・碑文は表示石のデータ。 2000年の国土地理院が発掘し全貌が判明したが,それ以前は表示石の尖端が露出しているだけで「仁王さんのへそ石」と呼ばれていた。おそらく明治8年に標石本体が設置され,明治15年に内務省地理寮を改組した地理局が保全のため表示石と台石で本体を覆ったと考えられている。発掘後原型が復原された。京都市街27か所にも同様の基準点が設けられたが,標石として残存が確認できるのは清水寺のみである。 |
所在地 | 東山区清水一丁目(清水寺内) |
位置座標 | 北緯34度59分43.7秒/東経135度46分59.8秒(世界測地系) |
建立年 | 1882年(1875年) |
建立者 | 内務省地理局(内務省地理寮) |
寸 法 | 高42×幅24×奥行24cm |
碑 文 | |
[西] | |
測点 | |
[南] | |
地理寮 | |
[東] | |
明治八年 | |
[北] | |
明治十五年八月建 | |
地理局 | |
調 査 | 2014年6月20日 |
備 考 | 発掘時の状況はここ(2002年7月11日撮影/上西勝也氏提供) |
位置図 | |