円光大師旧跡HI050 |
えんこうだいしきゅうせき |
この地は,清涼山光明真言院正林寺という浄土宗の寺。もと関白九条兼実(1149〜1209)の別業の地で,兼実は浄土宗開祖円光大師(法然,1133〜1212)を請じ,度々法談を行った。のち法然の寺坊となり,承元元(1207)年の法然流罪で中世には廃絶したが,享保18(1733)年に義山・恵空が北野の正林寺を移して中興した。宝暦年間(1751〜64)建立の本堂に阿弥陀如来像,大師堂に円光大師像を中心に九条兼実・聖光国師像を祀る。この石標は法然ゆかりの地を示すものである。 |
所在地 | 東山区上馬町(正林寺前) |
位置座標 | 北緯34度59分28.0秒/東経135度46分47.2秒(世界測地系) |
建立年 | 明和元年 |
建立者 | 久保田 |
寸 法 | 高186×幅35×奥行34cm |
碑 文 | |
[西] | |
円光大師旧跡 | |
[東] | |
東山留聖迹松谷仰遺風 | |
霊巌海拝題併書 | |
専念無量寿永帰代祖功 | |
[南] | |
明和元年甲申九月 | |
調 査 | 2002年2月27日 |
備 考 | 建立者は台座東面の記載による |
位置図 | |