月照・信海両上人遺蹟

HI046

げっしょう・しんかいりょうしょうにんいせき
石碑(0029445)石碑周辺(0029446)

 月照(1813〜58)は,清水寺成就院の住職で,のちに忍向と改めた。尊王攘夷運動に身を投じ,安政大獄の際に西郷隆盛(1827〜77)と薩摩に逃れたが,その地で入水自殺した。信海(1821〜59)は月照の弟で,成就院の住職を継いだが,青蓮院宮のために攘夷祈願をして捕えられ,江戸で獄死した。この石標は,清水寺が月照・信海の遺蹟であることを示すものである。なお月照は,勤王僧として有名な月性(1817〜58)とは別人。

所在地東山区清水一丁目(清水寺北総門前)
位置座標北緯34度59分42.2秒/東経135度47分03.5秒(世界測地系)
建立年1929年
建立者京都史蹟会
寸 法高148×幅20×奥行21cm
碑 文
[南]
勤王
      月照信海両上人遺蹟
聖僧
[東]
昭和四年六月
[西]
京都史蹟会建
[北]
寄附主   鈴木シナ
調 査2002年2月26日
備 考

位置図
位置図

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