青蓮院旧仮御所

HI044

しょうれんいんきゅうかりごしょ
石碑(0028260)石碑周辺(0028261)

 青蓮院は,天台宗三門跡の一つで,久安6(1150)年天台座主行玄(1097〜1155)の草創で,比叡山東塔南谷の青蓮房を改め青蓮院とした。鳥羽天皇の皇子覚快法親王(1133〜81)が跡を継ぎ門跡を称し,粟田御所ともいわれた。以来皇族・摂関家・将軍子弟を門主とした。天明8(1788)年京都大火の際,後桜町上皇(1740〜1813)の仮御所となり,明治天皇(1852〜1912)も度々訪れた。この石標は仮御所となった青蓮院を示すものである。仮御所となったことにより,昭和17年に史蹟名勝天然紀念物保存法による史蹟に指定され,現在は「青蓮院旧仮御所」として国指定史跡。

所在地東山区粟田口三条坊町(青蓮院前)
位置座標北緯35度00分26.8秒/東経135度46分57.4秒(世界測地系)
建立年1943年
建立者
寸 法高210×幅37×奥行37cm
碑 文
[西]
史蹟青蓮院旧仮御所
[南]
史蹟名勝天然紀念物保存法ニ依リ
昭和十七年三月文部大臣指定
[北]
昭和十八年一月建設
調 査2002年2月25日
備 考旧データでは碑文の南面を記載しわすれ北面も「昭和十八年」を「昭和八年」と誤記していたので2010年4月修正

位置図
位置図

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