小松谷御坊旧跡

HI042

こまつたにごぼうきゅうせき
石碑(0007698)石碑周辺(0007703)

 小松谷御坊は,正式には清涼山光明真言院正林寺という浄土宗の寺で,通称を小松谷正林寺という。もと関白九条兼実(1149〜1207)の別業の地で,兼実は法然(1133〜1212)を請じたびたび法談を行った。中世に一時廃絶したが,江戸中期に義山・恵空が北野の正林寺を移して中興した。宝暦年間(1751〜64)建立の本堂に阿弥陀如来像,大師堂に円光大師(法然)像を中心に九条兼実・聖光国師像を祀る。この石標は,正林寺中興以前の小松谷御坊の跡を示すものである。

所在地東山区上馬町(正林寺前)
位置座標北緯34度59分28.2秒/東経135度46分47.5秒(世界測地系)
建立年(享保19年)
建立者(浄清)
寸 法高98×幅18×奥行18cm
碑 文
[西]
小松谷御坊旧跡
[南]
正林寺
[東]
      八月廿五日
■■■■■■■■■■■■【摩滅不可読】
[北]
左大津道
調 査2002年2月20日
備 考『京都の道標』所収/同書には東面を「享保十九年甲寅八月廿五日 施主浄清」と読む

位置図
位置図

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