小松谷御坊旧跡HI042 |
こまつたにごぼうきゅうせき |
小松谷御坊は,正式には清涼山光明真言院正林寺という浄土宗の寺で,通称を小松谷正林寺という。もと関白九条兼実(1149〜1207)の別業の地で,兼実は法然(1133〜1212)を請じたびたび法談を行った。中世に一時廃絶したが,江戸中期に義山・恵空が北野の正林寺を移して中興した。宝暦年間(1751〜64)建立の本堂に阿弥陀如来像,大師堂に円光大師(法然)像を中心に九条兼実・聖光国師像を祀る。この石標は,正林寺中興以前の小松谷御坊の跡を示すものである。 |
所在地 | 東山区上馬町(正林寺前) |
位置座標 | 北緯34度59分28.2秒/東経135度46分47.5秒(世界測地系) |
建立年 | (享保19年) |
建立者 | (浄清) |
寸 法 | 高98×幅18×奥行18cm |
碑 文 | |
[西] | |
小松谷御坊旧跡 | |
[南] | |
正林寺 | |
[東] | |
八月廿五日 | |
■■■■■■■■■■■■【摩滅不可読】 | |
[北] | |
左大津道 | |
調 査 | 2002年2月20日 |
備 考 | 『京都の道標』所収/同書には東面を「享保十九年甲寅八月廿五日 施主浄清」と読む |
位置図 | |