清水焼発祥地五条坂HI004 |
きよみずやきはっしょうのちごじょうざか |
清水焼は東山清水・五条坂で焼かれた陶磁器の総称で,いわゆる京焼の一つ。起源には諸説あるが,慶長年間(1596〜1615)に開窯にされたと考えられる。元和年間(1615〜24)には名工が輩出した。粟田焼が高級陶器を中心に生産したのに対し,日常雑器類の生産を主に発展し,文政年間(1818〜30)以降磁器生産が始まり,高級化していった。陶家として清水六兵衛・高橋道八家などがある。大正期以降,粟田焼が衰微すると京焼物全体を表わすものとなった。この石標は,五条坂が清水焼の発祥地であることを示すものである。 |
所在地 | 東山区五条通東大路西入北側(若宮八幡宮前) |
位置座標 | 北緯34度59分40.7秒/東経135度46分28.7秒(世界測地系) |
建立年 | 1985年 |
建立者 | 五条坂陶栄会 |
寸 法 | 高197×幅45×奥行24cm |
碑 文 | |
[南] | |
清水焼発祥之地 | |
五条坂 | |
[西] | |
七代 | |
清水六兵衛書 | |
[北] | |
陶栄会創立三十周年を記念し | |
会員二十八名並びに関係者有志一同 | |
ここに感謝の碑を建之す | |
昭和六十年春 五条坂陶栄会 | |
調 査 | 2002年2月18日 |
備 考 |