甲子烈士無名氏墓 碑文の大意
敗残の長州兵が荷車を牽いて山崎に至り,かついできた敵の首を投げ捨て,平然とすいかを食べて腹を切った。村人は哀れに思い埋めてやった。わたし(碑文の筆者青萍迂人)が山崎に行った時に現地を見ると,墓石といっても小さな石があるだけだった。そこでこの碑を建てて,弔う人の目じるしとするものである。