初代左京区役所跡

SA265

しょだいさきょうくやくしょあと
石碑跡石碑跡周辺

   左京区は昭和4年(1929)4月に上京区から分区した。庁舎は昭和5年3月に竣工したが、鉄筋コンクリート造で、地上3階・地下1階あり、モダニズムの影響がはっきりとみられた建物であった。区役所は、平成23年(2011)5月に松ケ崎へ移転した。
   この石碑は、初代左京区役所跡を示すものである。

所在地左京区吉田中阿達町(京都大学東一条館前)
位置座標北緯35度01分31.2秒/東経135度46分30.5秒(世界測地系)
建立年2015年
建立者初代左京区役所跡記念碑設置実行委員会
寸 法高110×幅20×奥行20cm
碑 文
[南]
初代左京区役所跡
[東]
(金属プレート埋込)
[南]
二〇一五年一月一日
     初代左京区役所跡記念碑
         設置実行委員会建之
[東面・金属プレート]
   昭和四年(一九二九年四月一日)左京区が上京区から分区して誕生。昭和五年(一九三〇年)吉田」の地に左京区役所庁舎が完成。三月より業務が開始され、平成二十三年五月に移転するまで八十一年間」業務を行いました。
   左京区民の暮らしを支え、左京区制の中心として役割を果たしてきたこの地に、思いを込め、石碑」を建立いたします。
   初代庁舎は、京都市の近代化遺産の一つでした、洋風建築物の風貌は、学術文化の地を創ろうとし」ていた昭和初期の息吹を、伝えていました。京都市立絵画専門学校(一九〇九年設立)の跡地に建設」されています。二〇一四年京都大学東一条館が建設されることとなり、歴史に残る文化芸術の地を」顕彰し、後世に伝えていきたいと願うものです。
               二〇一五年三月
                       初代左京区役所記念碑設置実行委員会
(最下部に建物写真あり)
調 査2025年4月2日
備 考

位置図
位置図

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