ア | 指導要録に基づき,生徒の障害の状態や発達の程度の判定に役立つように作成すること。
報告書の様式は,次の表に掲げるところによる。
志願者の教育課程 | 報告書の様式 |
中学校に準じた教育課程 | 様式2A |
発達遅滞養護学校の教育課程 | 様式2B |
主として領域・教科を合わせた指導を行う教育課程
主として自立活動の指導を行う教育課程 | 様式2C |
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イ | 「学歴」欄の1段目には,中学校への入学日を記入すること。育成学級在籍者については,( )内に「発達育成」,「情緒育成」等を記入すること。また,中学校在学中に育成学級に入級した場合は,入級日を記入し,入級を○で囲むこと。
2段目には,中学校名を明記し,卒業見込み又は卒業について該当するものを○で囲むこと。 |
ウ | 様式2Aを使用する場合の「学習の記録」,「行動の記録」及び「特別活動の記録」の欄は,指導要録の内容に基づき,第3学年の成績を次の要領によって記入すること。
(ア) | 「学習の記録」欄について
a | 「観点別学習状況」は,各必修教科について,文部科学省初等中等教育局長通知(平成13年4月27日付け13文科初第193号)に基づき,各中学校の指導要録に記載された観点ごとに,A,B,Cの記号を記入すること。
なお,平成14年3月以前の過年度卒業者については,「観点別学習状況」全体に斜線を引き,最終学年の指導要録の観点別学習状況の記載に準じて作成したものを添付すること。ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,添付を要しない。 |
b | 必修教科の評定は,すべて5段階評価によって5・4・3・2・1(5を上位とする。)の評定点を使用することとし,その表示は指導要録の記載に準じること。
なお,平成14年3月以前の過年度卒業者については,最終学年の指導要録の内容に基づき,必修教科(選択教科としての「外国語」を含む。)の評定を記入すること。ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
c | 「選択教科」は,指導要録に基づき,当該生徒が履修した教科に○印を付け(国語,社会,数学,理科,音楽,美術,保健体育,技術・家庭及び外国語以外の教科を履修した場合にはその下の空欄に教科名を記入すること。),3段階の評定A・B・Cのうち該当するものに○印を付けること。
なお,平成14年3月以前の過年度卒業者については,選択教科としての「外国語」を除き,最終学年の指導要録の記載に準じて記入すること。ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
d | 「総合的な学習の時間」は,学習活動及び指導の目標や内容に基づいて各中学校が定めた評価の観点を踏まえ,生徒の学習状況における顕著な事項に関して記入すること。ただし,平成14年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
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(イ) | 「行動の記録」欄について
第3学年について,掲げられた各項目の趣旨に照らして十分満足できる状況にあると判断される場合に○印を記入すること。ただし,「項目」について各中学校で付加している項目があれば空欄に記入すること。
なお,平成14年3月以前の過年度卒業者については,最終学年の指導要録の「行動の記録」欄に基づいて「項目」を適宜書き換え,発達,習熟の著しいものについて○印を記入すること。ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
(ウ) | 「特別活動等の記録」欄について
次の要領によって記入すること。ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。
a | 「 特別活動の状況」は,各内容ごとにその趣旨に照らして十分満足できる状況にあると判断される場合は,○印を記入すること。 |
b | 「 その他特記事項」は,3年間の特別活動における生徒の活動状況,部活動の状況,生徒の特技等,学校内外における奉仕活動及び表彰を受けた行為や活動等について,顕著なものを記入すること。 |
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エ | 様式2B又は様式2Cを使用する場合の「学習の記録」及び「行動の記録」の欄は,指導要録の内容に基づき,第3学年の成績を次の要領によって記入すること。
(ア) | 「学習の記録」欄について
各教科,特別活動,自立活動について,指導要領に定められた各教科等の目標,内容に照らし,到達の程度,指導内容の習得の状況等を記入すること。
領域・教科を合わせた指導がある場合は,その状況を記入すること。
なお,自立活動については,指導した事項及びその結果等について記入すること。
ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
(イ) | 「行動の記録」欄について
各教科,道徳,特別活動,自立活動その他学校生活全体にわたって認められる生徒の行動についての特徴を記入すること。
ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
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オ | 「出欠の記録」欄の「備考」は,年間20日以上欠席のある者について,その主な理由を学年ごとに記入すること。ただし,平成9年3月以前の過年度卒業者については,記入を要しない。 |
カ | 「障害の状態に関する所見」欄は,生徒の障害の状態について詳しく記入すること。 |
キ | 「特記事項及び通学に関する所見」欄は,生徒の全体的特徴をはじめ,指導上留意してきた事項及び卒業後に指導してきたこと,本人住所から志望校に通学する場合の交通機関,介助の有無,通学に関する担任としての見通し等を詳しく記入すること。 |