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 平成24年第3回臨時会 【採択請願】

JR西大路駅のバリアフリー化[受理番号92]

(24年8月17日採択)

(要旨)
 JR西大路駅は平成12年に駅周辺地区のまちづくり構想が検討されたが,駅自体のバリアフリー化については触れられていなかった。それ以降も利用者,地元住民からは,「地下通路は狭く,ラッシュアワー時は利用者であふれ,歩くのもままならないし時間が掛かる,圧迫感で恐い」,「階段が急で危なく高齢者は利用しにくい」,「ベビーカーを持ち,子供や荷物を抱えてホームに上がれない」「駅員が二,三名しかおらず,車椅子の介護を頼むのが気が重いので,タクシーで京都駅に行ってしまう」などの声が寄せられている。
 そのため,私達利用者や住民が2006年11月には市長に,また同年11月と2007年11月,さらに2011年に西日本旅客鉄道株式会社京都支社に対してバリアフリー化の実現の要望について話し合ってきた。しかし,JR西日本は「駅舎が東海道新幹線の橋脚下にあるため困難」という回答で,一歩も進展せず現在に至っていた。
 しかし,この度,第2回京都市交通バリアフリー推進会議でJRの委員は「平成32年度までになんとか(バリアフリー化の)整備をしたい」と表明された。JR西日本のこの方針は利用者,地元住民の大いに歓迎するところである。しかし,平成32年と言えばまだ8年もある。高齢者の方は「生きている間に利用できるのか」と喜びも半分,障害者や幼児連れの母子など移動の不自由な方々は,まだまだ苦痛から解放されない。これまでの京都市の努力に敬意を表しながらも,なお一層JR西日本に早期実現のため市が力を注がれるよう願う。

JR西大路駅のバリアフリー化[受理番号94]

(24年8月17日採択)

(要旨)
 
JR西大路駅のバリアフリー化については,平成24年3月に出された「歩くまち・京都」交通バリアフリー全体構想において重点整備地区に選定された。しかしながら,当該施設は,調査や関係機関との調整等に多くの時間を要する地区のグループBに属しており,駅周辺の地元住民や多くの社員が通勤に利用している企業からは,平成32年度までを目標にしている本事業の実現が本当に可能であるのかと懸念されているところである。
 京都市みやこユニバーサルデザイン推進条例の励行はもとより,市長公約である歩いて楽しいまちづくりを目指している京都市は,事業者であるJR西日本や行政関係機関と綿密かつ積極的な調整を重ね,ベビーカー,ステッキカー,車椅子を利用する方々も安心して移動できる,少子長寿社会に対応した優しく住みよいまちの具現化であり,また,多くの企業に就業している方々の利便性向上によって産業経済の活性化が期待でき,地元の永年の悲願でもあるこの事業の早期実現に,大きな力を傾注することを願う。
目次][会期日程][議案審議結果][付帯決議等][意見書・決議][採択請願]

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