産商商第31号          
                            平成14年6月12日
 京都駅南口再開発株式会社
  代表取締役 堀江 眞造 様
 イズミヤ株式会社
  代表取締役 林  紀男 様
 白川 忠一 様
 金村 吉雄(金 吉雄) 様

                            京都市長 桝本 ョ兼


   大規模小売店舗立地法による届出に対する市の意見について


 平成13年11月27日付けで届出のあった大規模小売店舗について,大規模小売店舗
立地法(以下「法」という。)の規定により,下記のとおり通知します。


                    記


1 大規模小売店舗の名称及び所在地
  アバンティ
  京都市南区東九条西山王町31番地

2 法第8条第4項の規定による市の意見について
  現在の状況及び意見書の提出状況等に配意するとともに,大規模小売店舗を設置する
 者が配慮すべき事項に関する指針(平成11年通商産業省告示第375号)(以下「指
 針」という。)を勘案し,届出書類を総合的に検討したところ,本変更計画の実施によ
 る周辺の地域の生活環境への影響は少ないと判断し,市は意見を有しないものとする。

3 付帯意見
  今回の変更計画の実施にあたっては,敷地内における来店客及び施設利用者による一
 時的駐輪に対し,引き続き自転車の誘導,整理に努め,歩行者の通行の妨げにならない
 よう努力することが望まれる。


                  意見理由

1 現在の状況(立地状況・既存の問題点等)
  当該商業施設は,ジェイアール京都駅南側の,都市計画上の商業地域に立地している。
 周辺の地域の状況は,北側は八条通を隔ててジェイアール京都駅,南側は針小路通を
 隔てて低層住宅,駐車場及び倉庫,東側は竹田街道を隔てて,ホテル(11階建)及び
 市施設,西側は烏丸通を隔ててパチンコ店,予備校,飲食店等が立地している。

2 説明会の状況
  法第7条第1項の規定に基づき開催された説明会において,駐輪対策及び駐輪場の運
 営について質問が出された。

3 意見書
  法第8条第2項の規定により提出された意見はなかった。

4 市の見解
  今回の変更計画における,指針に掲げる事項との関係では,営業時間の延長により,
 一日あたりの総来客数が増加し,駐車場利用者や自転車による来店客が増加すること,
 廃棄物等の排出量が増加すること及び昼間の等価騒音レベルの値が高くなることが予想
 される。
  駐車場については,予測によればピーク時の来客数は増加するが,営業実績及び予測
 によれば,店舗駐車場に不足が生じる恐れは少ないと判断される。
  廃棄物等の排出量の増加については,現状の排出量及び予測によれば,現状の保管施
 設容量により対応可能であると判断される。
  昼間の等価騒音レベルの値が高くなることについては,変更前の営業時間に対する増
 加時間の割合が10%であり,変更に伴う等価騒音レベルの上昇値が0.41dBと大
 きくないことや,室外機等の増設や位置の変更がないことから,周辺の地域の生活や事
 業活動に与える影響は少ないと判断される。
  なお,当該商業施設は京都市自転車等放置防止条例の施行以前に開店しているため,
 付置義務の対象外であるが,敷地内における来店客及び施設利用者による一時的駐輪に
 対し,引き続き自転車の誘導,整理に努め,歩行者の通行の妨げにならないよう努力す
 ることが望まれる。
                          
  
                                 戻る