平成13年6月25日
株式会社サカエ
代表取締役 徳本和夫 様
京都市長 桝本 ョ兼
大規模小売店舗立地法による届出に対する市の意見について
平成12年11月28日付けで届出のあった大規模小売店舗について,大規模小売店舗
立地法(以下「法」という。)の規定により,下記のとおり通知します。
記
1 大規模小売店舗の名称及び所在地
サカエ丹波橋店
京都市伏見区舞台町16番2他
2 法第8条第4項の規定による市の意見について
現在の状況及び意見書の提出状況等に配意するとともに,大規模小売店舗を設置する
者が配慮すべき事項に関する指針(平成11年通商産業省告示第375号)(以下「指
針」という。)を勘案し,届出書類を総合的に検討したところ,本変更計画の実施によ
り,周辺の生活環境への影響は少ないと判断し,市は意見を有しないものとする。
3 付帯意見
周辺の状況や経済状況などの変化により,新たな問題が生じることも有り得るため,
今後は,法第10条に規定するところにより,周辺の地域の生活環境の保持について適
正な配慮を行い,当該大規模小売店舗を維持及び運営するよう留意することが望まれる。
意見理由
1 現在の状況(立地状況・既存の問題点等)
当該商業施設は,都市計画上の準工業地域に立地しており,北側は酒造工場,西側は
道路を挟んで事務所や倉庫,南側は住宅が隣接している他,東側は伏見港京都停車場線
(竹田街道)を挟んで住宅が多く立地している地域である。
当該商業施設は,法施行以前から営業を行っており,今回の届出と同じ内容で年間
43日間営業している実績(以下「営業実績」という。)がある。
2 説明会の状況
法第7条第1項の規定に基づき開催された説明会において,苦情や反対意見などはな
かった。
3 意見書
法第8条第2項の規定により出された意見はなかった。
4 市の見解
指針に掲げる事項との関連では,営業時間の延長により,一日あたりの総来客数が増
加し,駐車場及び駐輪場の利用者が増加すること,廃棄物等の排出量が増加すること及
び昼間の等価騒音レベルの値が高くなることが予想される。
駐車場の利用者の増加については,営業実績からピーク時の来客数は増加しないと予
測されるため,交通渋滞,駐車場の不足は生じないと判断される。
駐輪場については,京都市建築基準条例で定める前面空地を確保するため,その位置
が変更されたものである。その結果,収容台数が9台減少したが,京都市自転車等放置
防止条例に基づく付置義務台数を確保している上,営業実績からピーク時においても,
駐輪場の不足は生じないと判断される。
廃棄物等の排出量の増加については,営業実績から現在の容量で対応可能であると判
断される。
昼間の等価騒音レベルの値が高くなることについては,当該商業施設が立地する場所
及び周辺の昼間の環境基準値が60dBないし55dB以下の地域であること,変更前の営
業時間に対する増加時間の割合が10%と少なく,変更に伴う等価騒音レベルの上昇値
が0.4dBと小さいこと,営業実績,荷さばき施設の位置及び駐車場の構造,出入口付
近の状況などから周辺の生活及び事業活動に支障が生じないものと判断される。
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