世界遺産「古都京都の文化財(京都市・宇治市・大津市)」

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O.龍安寺
白砂と石による抽象造形,枯山水庭園の代表例
設立年代:15世紀中期復興(1450)
 龍安寺(りょうあんじ)は,貴族の別荘の地を宝徳2年(1450)に禅寺としたものであり,長享2年(1488)に方丈が復興されて諸堂が整備されました。その後,寛政9年(1797)に焼失したため,慶長11年(1606)に造営された西源院(せいげんいん)方丈を移築したのが現在の方丈(本堂)です。
 方丈の南側に広がる方丈庭園は,15世紀中期には造られていたものと考えられています。東・南・西面を築地塀で囲まれた矩形の石庭で,白砂敷のなかに5群15個の石組が配されています。自然を狭い空間に圧縮し,抽象化して表現する枯山水庭園の極限的な姿であり,世界的にも著名です。

写真提供 (株)彩巧社

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(写真に係る著作権 株式会社彩巧社)