京阪五条・七条地区バリアフリー移動等円滑化基本構想(素案)に対する市民意見の概要

1.市民意見募集の実施
(1)実施期間
平成19年5月9日〜6月8日(1箇月間)
(2)実施手法
 (ア) リーフレットの配布(2,000部)
 (イ) ホームページへの掲載
 (ウ) 東山区役所,下京区役所及び京都ライトハウス点字図書館への点字リーフレットの配備

2.市民意見の概要
(1)市民意見の数
提 出 方 法
人  数
意 見 数
はがき,封書など
11
ファックス
電子メール
19

(2)市民意見の分類
提 出 方 法
意 見 数
基本構想に対する感想
基本構想に対する意見
16
基本構想の枠組みを越えた意見
19

3.市民意見の内容
(1)基本構想に対する感想(意見数2)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 高齢者や障害のある方がよく利用される施設として抽出した生活関連施設をバリアフリー化することは非常に良いことである。  平成18年12月に施行された「バリアフリー新法」により拡充された建築物のバリアフリー化について,京阪五条・七条地区内に位置する東山区総合庁舎,ひと・まち交流館等の生活関連施設における,出入口の段差の解消,既存トイレの多機能トイレへの改善等のバリアフリー化事業の実施の検討を行います。
 また,基本構想の中で生活関連施設として位置付けていない地区内のその他の主要な建築物については,施設の更新時などにできる限り対応できるように検討を行います。
・ 健常者の立場ではなく,高齢者や障害者の立場で該当地域を調査して,健常者には気付かないような問題点を抽出した上で基本構想を策定してほしい。  京阪五条・七条地区の課題・問題点については,これまで4回開催した「京阪五条・七条地区バリアフリー移動等円滑化基本構想策定連絡会議」において,委員の皆様に数多くの意見をいただきました。また,連絡会議の下に設置した分科会により現地踏査を実施し,実際に車椅子で歩道を通行するなどして,京阪五条駅や京阪七条駅,生活関連経路を主体とした道路等の実態を調査して詳細な課題・問題点を抽出し,意見交換を行いました。
 このようにして抽出した課題・問題点や市民意見募集で頂いた意見等を踏まえて基本構想を策定するものとしております。

(2)基本構想に対する意見(意見数16)
 (ア)京阪五条駅・七条駅に関する意見(意見数7)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 京阪五条駅西側への移動が円滑になるよう,西側にもエレベーターを設置してほしい。  京阪電気鉄道から,構造上・レイアウト上西側にエレベーターを設置するのは困難ですとの回答を頂いております。
・ 京阪五条駅のホームが狭いので適切に安全対策と火災対策を講じてほしい。  京阪電気鉄道から,国土交通省の「地下鉄道火災対策基準」に基づき,安全・火災対策を行っており,七条駅については整備済,五条駅については数年中に延焼防止用の防火シャッターをホーム階に設けることにより,基準適合になりますとの回答を頂いております。
・ トイレの中に子供のおむつ交換が出来るベビーシートを設置してほしい。  京阪電気鉄道から,スペース上の制約がありますが,設置できるよう検討いたしますとの回答を頂いております。
・ 駅舎について,雨もりのしないよう改善してほしい。  京阪電気鉄道から,構造の特性上,漏水を完全にとめるのは不可能ですが,漏水を一般部にもらさないように改善いたしますとの回答を頂いております。
・ 駅舎内の照明を明るくして周囲を見やすくしてほしい。  京阪電気鉄道から,照度について検討いたしますとの回答を頂いております。
・ 手すりは木目調のもので,ふれても冷たくないものにしてほしい。  京阪電気鉄道から,材料の強度・劣化性を考慮した上で検討いたしますとの回答を頂いております。
・ 階段のステップにすべり止めを設置してほしい。  京阪電気鉄道から,調査の上,検討いたしますとの回答を頂いております。

 (イ)駐輪対策に関する意見(意見数2)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 京阪五条駅周辺の放置車両対策を充実してほしい。  平成12年3月に策定した「京都市自転車総合計画」に基づき,自転車等駐車場の整備などの自転車利用環境の向上を図るとともに,放置防止啓発や自転車撤去により,自転車放置状況の改善を目指し取り組んでいるところです。
 御指摘の京阪五条駅周辺につきましては,道路法に基づく警告エフ貼付や長期間放置されている自転車の撤去等の取組を実施しているところであります。
 「京都市自転車等放置防止条例」に基づく即時撤去につきましては,現在,市内約60箇所において本市が管理する道路を対象に実施しておりますが,撤去自転車の保管場所不足のため十分な撤去が行えない状況が続いており,現在の体制上は京阪五条駅周辺の即時撤去地域追加については困難であると考えております。
 放置自転車問題については,利用者のマナーによるところが大きく,解決することが困難ではありますが,今後とも自転車利用マナー・ルールの確立を図るため取り組んで参りますので,御理解と御協力をお願い致します。
・ 京阪五条・七条駅両駅周辺とも駐輪場が少なく放置自転車の問題があるので対策を講じてほしい。  平成12年3月に策定した「京都市自転車総合計画」(以下,「総合計画」という。)に基づき,自転車等駐車場の整備などの自転車利用環境の整備と同時に,放置防止啓発や自転車撤去により,自転車利用マナー・ルールの確立を図るため取り組んでいるところです。
京阪五条・七条両駅周辺の自転車等駐車場の整備についてですが,総合計画のなかで京阪七条駅を「整備を検討していく対象駅」40駅の一つとして位置付けております。今後,用地確保に努めるとともに,鉄道事業者や地域の御協力を要請しつつ取組を進めてまいりたいと考えております。

 (ウ)東大路通の整備手法に関する意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 東大路通は歩道が狭いのでバス停の位置を工夫するなど歩道の幅員等を改善してほしい。  東大路通の再配分は困難ですが,バス停留所の位置については,市バス利用者の利便性などをもとに,その位置の道路状況などを総合的に判断したうえに,付近住民の理解を得て決定しております。このため,バス停留所の位置の工夫については非常に困難な状況にありますが,更なる利便性について検討していきます。

 (エ)大和大路通の整備手法に関する意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 大和大路通などは車の抜け道となっており,危険であるので,歩道の設置できないところは,歩行者と車を分離する工夫をしてほしい。  道路の幅員が狭いため歩車分離をすることは困難ですが,狭い道路でも安心して移動できる手法を検討していきます。

 (オ)川端通の整備手法に関する意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 川端通の七条通から団栗橋にかけて,歩道が石畳になったが自転車や車いす,目の不自由な方の通行に危険であるのでアスファルト舗装に戻して点字ブロックを設置してほしい。石畳は雨天時にも滑りやすい。  七条大橋の交差点からエレベーターへの経路については凸凹の舗装を改善し,視覚障害者誘導用ブロックを設置する予定です。

 (カ)橋梁の歩道の整備手法等に関する意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 七条大橋・正面橋・松原橋の歩道が狭く歩きづらいので拡幅してほしい。  橋の拡幅は困難ですが,現橋幅員の中で検討していきます。ただし,七条大橋については現橋幅員の中でも困難と考えております。

 (キ)周辺道路の整備手法等に関する意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 京阪七条駅から京都駅方面へ歩く人も多いので,その方面の道路についても整備してほしい。  河原町七条交差点から京都駅までの経路は京都地区の中で選定しており,その経路に接続するように今回経路選定し,整備について検討してまいります。

 (ク)周辺の建築物等に関する要望(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 東山区役所・やすらぎふれあい館にオストメイト対応トイレを設置してほしい。  東山区役所は,「京阪五条・七条地区バリアフリー移動等円滑化基本構想」における重点整備地区内にある生活関連施設に位置付けられており,バリアフリー化の整備推進の必要性については十分認識しております。
 御意見にありますオストメイト対応トイレの設置につきましては,現在1階に設置している車いす対応型トイレを,さらにオストメイト機能を付加した多機能トイレに改修する方向で検討してまいります。
また,改修の時期につきましては,関係部局と改修内容について早期に調整を行い,今年度中に実施してまいりたいと考えております。
 他の区役所・支所につきましては,オストメイト機能の設置スペースの有無及び設置に伴う経費等を総合的に勘案したうえで,個別に検討してまいります。
 また,やすらぎふれあい館からは,当会館は地域福祉活動の拠点であり,これまでも福祉のまちづくりに適合した施設整備に努めてきたところでありますが,今回の多機能トイレ整備につきましては,現時点では当館の開館日から効果的な運用が困難と考えておりますとの回答を頂いております。

 (ケ)その他の意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 年次目標が長すぎてスピード感が無いので,バリアフリー化事業のスピード化を図って欲しい。  京阪五条・七条地区バリアフリー移動等円滑化基本構想については,バリアフリー化を推進していくための基本的事項を盛り込んだ形で,9月21日に策定し,今後,京阪五条駅及び七条駅のエレベーター及びホーム上の電光式列車運行情報板の設置をはじめとする主要な事業については,平成22年までの可能な限り早期に完了させることを基本として,長期的な施策も含め,関係者が連携してバリアフリー化を重点的・一体的に推進していくこととしています。

(3)基本構想の枠組みを越えた意見(意見数1)
市民意見(要約)
京都市の見解の方向性
・ 京阪電車が動いている夜半の時間帯に,市バスが運行していないのが放置自転車が多くなる原因と考えられるので考慮してほしい。また,駅から1km圏内のバス運賃を100円に下げてほしい。  京阪電車が動いている夜半の時間帯に市バスを運行することについては,新たな輸送力を投入する必要があり,厳しい経営状況の下,限られた人員・車両数の中で効率的な事業運営に取り組んでいる状況を踏まえますと,お答えするのは非常に困難であると考えます。
また,駅から1km圏内のバス運賃を100円に値下げすると,値下げをした100円の運賃が適用されずに均一区間運賃の220円が適用される周辺地域の方々との公平性に欠けることや,仮に公平性の観点から値下げのエリアを見直した場合にどこまで100円の運賃とするのかによって大幅な減収が予想されること,また大部分のバス車両を多区間仕様に改造するための機器の改良にも多額の費用を要することから,バス運賃を値下げすることは非常に困難です。

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