琴きき橋跡UK016 |
ことききばしあと |
琴の名手として知られた小督(生没年未詳)は,高倉天皇(1161〜81)の寵愛を受けたが,中宮の父平清盛(1118〜81)の逆鱗に触れ,内裏を出て嵯峨野に隠れ住んだ。天皇から捜索の命を受けた源仲国(生没年未詳)は,彼女の琴の音を頼りに居所を尋ね当てたという。この石標は小督の弾く「想夫恋」を仲国が聞いたと伝える橋跡を示すものである。 |
所在地 | 右京区嵯峨天龍寺造路町(渡月橋北詰) |
位置座標 | 北緯35度00分49.1秒/東経135度40分41.3秒(世界測地系) |
建立年 | 1980年 |
建立者 | (京都西ロータリークラブ) |
寸 法 | 高138×幅24×奥行24cm |
碑 文 | |
[北] | |
琴きゝ橋跡 | |
[東] | |
一筋に雲ゐを恋ふる琴の音に | |
ひかれて来にけん望月の駒 | |
[西] | |
一九八〇年二月二十三日 | |
国際ロータリー創立七十五周【以下埋没】 | |
調 査 | 2002年2月14日 |
備 考 |
位置図 | |