芹根水SI032 |
せりねすい |
芹根水は,堀川通木津屋橋下るの堀川沿いに湧いた水で京の七名水の一つ。堀川と同水位だったので,川水が入らないように書家松下烏石(1699〜1779)が寄進した井筒で囲まれていたと伝えられる。茶人や文人をはじめ人々に親しまれたが,のち堀川の水が流れ込み用をなさなくなった。この石標は,烏石が宝暦年間(1751〜64)に建てたものであるが,昭和57(1982)年の堀川暗渠工事の際に現在地に移された。『都名所図会』巻二に描かれ,京都の名所として知られた。 |
所在地 | 下京区木津屋橋通堀川西入下る東側 |
位置座標 | 北緯34度59分14.2秒/東経135度45分07.7秒(世界測地系) |
建立年 | (宝暦年間) |
建立者 | (松下烏石) |
寸 法 | 高132×幅45×奥行55cm |
碑 文 | |
[西] | |
芹根水 | |
調 査 | 2002年2月12日 |
備 考 | 文房四神碑(SI064)と並び立つ |