与謝蕪村宅跡

SI025

よさのぶそんたくあと
石碑(0006128)石碑周辺(0006132)

 与謝蕪村(1716〜83)は摂津出身の俳人。江戸で俳句を学んだのち上洛し,その後居を転々としたが,この地にあった路地の南に居を構えて絵画や俳句の創作活動を行い,ここで没した。『平安人物志』明和5(1768)年版に居所を「四条烏丸東へ入町」と記し,安永4(1775)年版には「仏光寺烏丸西へ入町」と記すので,この間にこの地に居を移したものである。この石標は蕪村の宅跡を示すものである。

所在地下京区仏光寺通烏丸西入南側
位置座標北緯35度00分04.7秒/東経135度45分32.2秒(世界測地系)
建立年1998年
建立者野瀬彰一
寸 法高122×幅19×奥行19cm
碑 文
[北]
与謝蕪村宅跡(終焉の地)
[南]
平成十年五月二十一日   野瀬彰一建立
調 査2002年2月15日
備 考碑の横に立つ解説板(駒札)には「蕪村の幻の日記に次のように記されている」とこの地に住んだ経緯を説明しているが,この「幻の日記」は高橋末衣『書かれざる蕪村の日記』(1997年三一書房)に出る架空の書

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