植物園北遺跡

KI044

しょくぶつえんきたいせき
石碑(0015942)石碑周辺(0018560)

 植物園北遺跡は,植物園の北側一帯に広く分布する大規模な集落跡。昭和54(1979)〜56(1981)年にかけて行われた下水工事の際に発見された。遺構は弥生時代後期から古墳時代にかけての集落遺構が中心であり,竪穴式住居が多数検出されている。また奈良・平安・鎌倉・室町の各時代の遺構も検出されており,大規模かつ長期間存在した集落であることを示している。上賀茂・下鴨の中間にあたることから,カモ氏にゆかりのある遺構とも考えられている。
 この石標は,この附近が植物園北遺跡であることを示している。なお,この地で行われたのは第7次調査であり,古墳時代前期の竪穴式住居を9棟,平安時代末から鎌倉時代の掘立柱建物を4棟検出している。

所在地北区上賀茂松本町
位置座標北緯35度03分09.8秒/東経135度46分00.5秒(世界測地系)
建立年1991年
建立者森田郁雄
寸 法高63×幅27×奥行12cm
碑 文
[北]
この付近古墳時代集落跡
    植物園北遺跡
[南]
平成二年七月発掘調査
                          建立者 森田郁雄
古墳時代竪穴住居九棟を
検出する                   平成三年五月吉日建立
調 査2003年11月18日
備 考

位置図
位置図

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