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 平成19年第3回定例会 【採択請願】

国民皆保険制度堅持等の要請[受理番号16]

(19年9月10日採択)

(要旨)
 我々は,国民皆保険制度の下に「いつでも・どこでも・誰でも」安心して医療を受けることができる。
 国民と共に持続しなければならない医療制度を確立し,国民の生命と健康を確保して,安心して暮らせる社会を目指したいと思う。
 よって,すべての国民が安心して,安全で質の高い医療を公平に受けられる日本の医療を守るため,次の3項目について,国への意見書の提出を願う。
 国民皆保険制度の堅持
 後期高齢者医療制度における高齢者への尊厳の確保
 地域間医療格差の是正



自立更生促進センター設置計画の見直しの要請[受理番号17]

(19年10月5日採択)


(要旨)
 法務省は,上京区烏丸今出川上る西入岡松町255にある京都保護観察所敷地内に宿泊施設を整備し,身元引受先がない刑務所の仮出所者を一定期間受け入れ,専門家である保護観察官の指導,監督によって,その社会復帰を支える「自立更生促進センター」の設置を平成19年度に行い,平成20年度中に運営を開始する計画を発表した。
 我々としても,罪の償いを終えた方が順調に社会復帰し,社会の中に溶け込んでいくことは,非常に意義深いことと考えており,そのような施設が設置されることに反対するものではない。
 しかしながら,「自立更生促進センター」計画予定地は,近隣に,市室町乳児保育所,市立室町小学校,市立烏丸中学校,学校法人同志社として,幼稚園,中学校,大学,大学大学院,女子中学校,女子高等学校,女子大学,女子大学大学院といった施設が密集しており,京都市内でも一大文教地域である。
 また,計画予定地すぐそばには,京都が世界に誇る京都御所や世界から賓客をお迎えする京都迎賓館があり,その環境たるや筆舌に尽くし難いすばらしいものがある。至近の地下鉄今出川駅は,一日平均乗降客数21,000人以上を数え,通学,通勤,観光の要となっている。さらに,少子高齢化の中,上京区には高齢者の方々も数多く生活されており,地域住民もこのようなすばらしい環境の中に本施設が設置されることに大きな違和感を持っている。
 近年,出所者による再犯によって全国的に非常に悲惨な事件が報じられている中,「自立更生促進センター」の設置場所については,吟味に吟味を重ね,地元住民に対する説明責任を十分果たす中で,その意向を十分把握し,理解を得たうえで設置すべきものであり,当該地区が一大文教地区等であることを考えると,再検討のうえ,見直されるよう,国に対して意見書を提出するよう願う。 



目次][会期日程][議案・審議結果][付帯決議等][意見書・決議][採択請願]

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