摘録


最終更新日:令和元年6月4日

令和年5月28日

報告案件


<5月開会市会の議案審議結果>

 私からの報告の一点目は,元号が「平成」から「令和」に改まって初めての市会となる令和元年定例会5月開会市会が本日終了しましたので,その審議結果についてであります。
 この5月開会市会につきましては,5月16日から5月28日までの13日間の会期で開催いたしました。
 お手元の5月開会市会審議結果総括表を御覧ください。
 市長から提出されました議案は,「令和元年度京都市一般会計補正予算」など計35件ございました。
 市会では,本会議で市長,副市長から提案説明を受けた後,予算特別委員会や各常任委員会において,十分な議論を行ったうえで,全35件を可決いたしました。
 また,議員提案である市会議案といたしましては,議員報酬を10%削減する条例及び委員会条例の一部改正を全会一致で可決いたしました。
 議員報酬については,これまで,本市の厳しい財政状況を鑑みて報酬の10%を削減し,これにより生じた財源を市政の発展のために活用してきたところであり,今年度も引き続き実施することとしました。
 また,意見書については1件を可決,5件を否決いたしました。
 なお,5月27日には10名の議員が市政一般にわたり代表質問を行いました。
 今市会では,4月の選挙で市民の負託を受けました67名の議員により,市政全般にわたり,代表質問や委員会を通して,市長らと活発に議論を交わしました。今後も引き続き,常任委員会等をとおして,議論を深めてまいりたいと考えております。
 5月開会市会における議案審議結果は以上でございます。

<京都市会日程等周知ポスターデザインの一般公募>

 次に,「京都市会日程等周知ポスターデザインの一般公募」についてであります。
 京都市会では,市会の日程等を広く市民の皆様に知っていただくため,平成24年から日程等を周知するポスターを作成しています。
 この度,よりインパクトがある市民目線のデザインでポスターを作成することに加え,来月6月14日には市会誕生130年を迎える節目の年度の取組として,市民参加型の事業をとおして,多くの市民の皆様に,市会への関心を高めていただけるよう,京都市会として初の取組である,ポスターデザインの一般公募を実施します。
 それでは,募集の概要について申し上げます。
 募集内容は,2月市会の日程等周知ポスターのデザインでございます。
 応募者において,例えば,「市会の仕組みや役割を知る」であるとか,「市会・議員活動を知る」など,自由にテーマを設定していただき,ポスターを見た方に市会への関心を持っていただけるポスターデザインを作成していただきたいと考えております。
 応募資格は,京都市内に在住又は通勤・通学されている方であれば,どなたでも御応募いただけます。
 デザインの提出にあたっては,電子データで提出していただくほかにも,手描きのデザインなど,電子データ以外でも受け付けることとしますので,専門的なソフトが使えない方も含めて,広く御応募いただきたいと思います。
 応募期限は,今年の10月25日とし,御応募いただいた作品は,我々,議長・副議長と市会運営委員会の理事である議員に加え,デザインの専門家の方にも選定委員に入っていただき,選定を行います。
 入賞は,最優秀賞として1作品,優秀賞として2作品を選定します。
 最優秀賞を受賞された方には,賞状と賞金10万円を贈呈するほか,最優秀賞作品を2月市会の日程等 周知ポスターとして採用し,市内公共施設,市バス・地下鉄等で掲出いたします。また,優秀賞を受賞された方に賞状と賞金1万円を贈呈するほか,応募者全員に京都市会PRグッズを贈呈します。
 入賞の発表は,議長記者会見で発表するほか,ホームページなどでもお知らせいたします。
 その他,著作権に関する注意など,応募に関する条件については,募集要領に記載しております。
 この取組に多くの皆様方が関心をお寄せいただき,そして御応募いただけるよう,京都市会としても様々なツールを使って周知をしてまいりたいと思いますので,記者の皆様方におかれましても,周知の御協力を賜りますよう,お願い申し上げます。
 私からの報告は以上であります。


質疑応答


<発表案件に関する質疑>


記者
 周知ポスターの募集は,来年の2月市会分のみなのでしょうか?

議長
 とりあえず試行的に来年の2月市会にしたいと思っております。

記者
 その後は,状況によっては行うということでしょうか。

議長
 そうです。

副議長
 2月市会分を行ない,その後の分は結果を検証して,それによって続けていくのか,いかないのかを検討していきます。


発表案件以外に関する質疑

記者
 「見える議会」について,改めて議長の思いをお聞かせください。また,議場の一般公開について,議場の改修を予定されているので,今回が見学できる最後の機会になると思いますが,この議場のどういう所を見てほしいと思われますか。

議長
 今回の議場の一般公開は,130周年という記念事業でもありますので,これを機にできるだけ多くの人に来ていただきたいと思っております。これまで,親子ふれあい議場見学会や子ども議場見学などの機会を通して来ていただいておりましたが,この130年という節目にたくさん来てもらえるかなと思っております。
 京都市会の議場は,歴史と伝統のある議場ですが,あまり議場の中身は知られていないと思います。最近,祇園祭のくじ取り式が議場で行われるようになって,ニュース等で出て,京都市以外の市民の方々にも見ていただけているかと思いますが,やはり,現場に来ていただいて「京都ならでは」を実感していただきたいと思っております。
 9月市会から2年間,臨時の議場に移りますけども,改修等でまた色々な新しい設備もできるかと思います。今の議場は,理事者が一番後ろの方に座っておりますが,新しい議場では理事者と対面になるということもあります。京都市ならではの議場にしてきたいと思っております。

記者
 「見える議会」など,議会運営における質問です。まさに今,伝統的な議場である京都市会の運営面で,様々な改革を進められておられると思いますが,今後さらにこんな点で改革していきたいという所であったり,新しい技術を取り入れていきたいという所であったり,何か考えてらっしゃることがあれば教えてください。 

副議長
 「見える化」ということで,この改修を機に色々な設備面も工夫していきたいということを議論しているところです。
 また,議長もおっしゃいましたが,議場見学も,もちろん歴史と伝統のあるこの施設を見ていただくのですが,ちょうど改修の時期でもあります。仮の議場になっても,どんどん来ていただいて,議場で何が行なわれているかや,議会の仕組み等を伝えていきたいです。その中で,新しく改修してる議場は,このようになるんだということもあわせてお伝えしたいと思います。
 京都市会の場合は,歴史があるため,対面式の形になっていませんが,対面式の議場は,今一つの形として標準化されており,議場の対面式化が,今回の改修の大きな一つの取組となると思います。
 議会としても,この大きな変化の時に,色々な知恵を出して,議長を先頭に,「見える化」に取り組んで行こうと,進めているところです。