民主主義とは

選挙のあれこれ

投票ってどうするの?

きれいな選挙のために


民主主義と政治のしくみ

私たちの暮らしと選挙

私たちのより良い暮らしにとって、選挙というものは非常に大切なものです。
国のあり方は、国民みんなで決める。それを実現するのが選挙です。


「選挙」はなぜ大切なの?

私たちの暮らしがこうなったらいいな、ああなったらいいなと思ったことはありませんか?
そんなわたしたちの願いや希望をみたしながら、社会の秩序を守り、安心できる生活を維持するはたらきのことを「政治」といいます。 現在、国や地方の政治は、有権者が選んだ議員を中心にして進められています。議員はわたしたちの意見を反映する代表者であり、その代表者を決めるのが「選挙」です。

わたしたち国民の意思に基づいて行われる政治を「民主政治」といい、その実現のためには、わたしたちが政治に参加するしくみが必要です。そのしくみの中でも最も大切な政治への参加方法が、「選挙」なのです。選挙は民主主義の基本であり、選挙に参加することによって、私たちの意見がはじめて政治に反映されるのです。


民主主義

かつて、国王などの権力者が強大な力を持ち、人々の意思を無視するような専制的な政治を行っていた時代や国がありました。しかし、やがて思想家や民衆たちが、「一部の権力が人が生まれながらに持つ権利を踏みにじってはならない!」と主張し、徐々に力を広げ、国民の権利を勝ち取ってゆきました。
「人民の人民による人民のための政治(政府)」という言葉があります。この言葉のように、私たちの国の政治のあり方を最終的に決める力は、一部の支配者や少数の特権階級ではなく、私たち自身の手にあるのです。
わたしたちの国のあり方は、わたしたち国民が決める。これが民主政治、つまり民主主義なのです。



「人民による」が民主主義の原点!

「人民の、人民による、人民のための政治(政府)」。民主主義を表現する時に引用されるこの有名な言葉は、アメリカ合衆国の第16代大統領リンカーンのものです。このうち「人民のための政治」という点だけに限れば、専制君主制でも可能でしょう。しかし「人民による」という点は、民主主義だけのものです。これが守れることこそ、民主主義にとっていちばん大切なことなのです。私たちの、私たち自身による、私たちのための政治。それを守り続けていくためにも、すべての選挙は、正しく行われなければなりません。


選挙権と被選挙権

政治に参加する権利のことを、「参政権」といいます。参政権の中心は、みんなの代表を選挙で選ぶ権利である「選挙権」と、選挙に出てみんなの代表になる権利である「被選挙権」です。
選挙権や被選挙権をもつためには、必ず備えていなければならない条件と、一つでもあてはまってはいけない条件があります。そのような、選挙に関する決まりごとは「公職選挙法」という法律によって定められています。


選挙権

選挙権を持つためには、必ず備えていなければならない条件(積極的要件)と、ひとつでも当てはまった場合、選挙権を失う条件(消極的条件)があります。


被選挙権

被選挙権は、みんなの代表として国会議員や都道府県知事・都道府県議会議員、市区町村長・市区町村議会議員に就くことのできる権利です。ただし、一定の資格があり、それを持つには次の条件を備えていることが必要です。また、被選挙権を失う条件は、選挙権と同様です。(選挙権の表を参照してください。)



投票所に一番乗りすると…

投票日の当日、朝一番に投票する人が必ずしなければならないことがあります。
それは「投票箱の中に何も入っていないこと」を確認するのです。朝一番に投票するのに、すでに投票用紙が入っていたらおかしいですよね。だからそれを朝一番に投票する人に確認してもらい、それから投票がスタートするのです。



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